簡易トイレ 高齢者おすすめ7選【2026年】断水時も座って使える

簡易トイレ 高齢者おすすめ7選断水時も座って使える

簡易トイレは、高齢者のいるご家庭ほど早めに備えておきたい防災用品です。断水すると水は流せなくなりますが、家の便器そのものは残ります。ここに袋をかぶせて使えるタイプを選べば、いつもと同じ高さ・同じ姿勢で用を足せます。この記事では、2026年9月25日にAmazonの実際のページで販売元と価格を確認した7製品を、立ち座りのしやすさと処理のしやすさの観点から比較します。

📋 この記事でわかること

  • 高齢者の家では「袋型」と「組み立て式」のどちらを先に備えるべきか
  • 高齢者向け簡易トイレの選び方7つのポイント(座面の高さ・握力・凝固剤の形状)
  • Amazon直販7製品の比較表と、用途別のおすすめ
  • 夜間にトイレへ行く回数を織り込んだ「備える回数」の計算方法
  • 停電した夜に使うときの注意点とよくある質問
結論:迷ったらコレ!総合1位
by Amazon 非常用トイレセット 防災 15年保存(高齢者向け簡易トイレ 総合1位)

by Amazon 非常用トイレセット 防災 15年保存

★★★★★4.8

  • 家の便器にかぶせて使えるので、いつもの高さで座れます
  • 使い捨て手袋が60組付き。汚れた手で家中を触らずに処理できます
  • 凝固剤60回分・汚物袋60枚・ごみ袋10枚まで入って¥2,544と、1回あたり約42円

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※¥2,544は2026年9月25日時点のAmazon税込価格です。最新価格はリンク先でご確認ください。

目次

高齢者の家では「家のトイレにかぶせる袋型」が第一候補です

簡易トイレを調べ始めると、段ボールやプラスチックを組み立てて便器を作るタイプが目立ちます。しかし高齢のご家族がいる場合、先に備えるべきなのは組み立て式ではなく、家の便器にかぶせて使う袋型です。理由を順に説明します。

断水しても、家の便器そのものは使えます

断水で失われるのは「流す水」であって、便器が壊れるわけではありません。便器に大きめのポリ袋をかぶせ、その上にもう一枚の汚物袋を重ね、用を足したあとに凝固剤をかけて袋を取り出す。これが袋型の使い方です。便器は残っているので、座る高さも、手すりの位置も、いつもどおりです。

この「いつもどおり」が高齢者にとっては大きな意味を持ちます。膝や腰に不安のある方は、数センチ座面が変わるだけで立ち上がりにくくなります。多くのご家庭では手すりや補高便座を取り付けて、その方の体に合わせた高さに調整してあるはずです。災害時にわざわざ低い箱に座り直す理由はありません。

組み立て式は座面が低く、立ち上がれないことがあります

組み立て式の簡易トイレは、折りたたんで収納できることを優先した設計のため、座面の高さが30cm台前半のものが少なくありません。一般的な洋式便座の高さが38〜42cm前後であることを考えると、数センチから10cm近く低い椅子に座るのと同じです。健康な方なら問題になりませんが、太ももの力が落ちている方には「座れても立てない」状態になり得ます。

さらに、組み立て式は床に直接置くため、手をつける場所がありません。壁に手すりがあるトイレ内と違い、廊下や居間に置いた箱から立ち上がるには、自分の脚力だけが頼りになります。競合する記事の多くは組み立て式を主役として紹介していますが、高齢者の使用を前提にするなら、この点は先に知っておくべきです。

それでも組み立て式が必要になる場面

とはいえ、組み立て式が不要というわけではありません。次のような場合には袋型だけでは足りません。

  • トイレまで歩いて行けないとき。地震で廊下に家具が倒れている、夜間に暗くて移動が危ない、といった状況では、寝室の近くに置ける便器が必要になります
  • 集合住宅で排水管の点検が済んでいないとき。上階で汚水があふれる恐れがあるため、管理会社の確認が取れるまで便器の使用を控えるよう指示されることがあります
  • 車中泊や避難所へ移動するとき。持ち出して使える便器が要ります

したがって理想は、袋型をしっかりめの回数分そろえたうえで、組み立て式を1台だけ補うという順番です。本記事でも袋型を中心に、組み立て式は座面の高さと耐荷重で選んだ1台をご紹介します。

高齢者向け簡易トイレの選び方7つのポイント

簡易トイレの選び方として一般によく挙げられるのは、防臭力・凝固の速さ・保存年数・1回あたりの単価です。これらはもちろん大切ですが、高齢のご家族が一人で使うことを考えると、それだけでは足りません。ここでは使う側の体の状態を軸に7つのポイントを整理します。

①家の便器にかぶせられるか

最優先の条件です。商品説明に「便器に取り付けて使える」「便座カバー付き」と書かれているものを選びます。袋が小さいと便器のふちに掛からず、用を足している最中にずり落ちてしまいます。セット内容に便器用の大きな袋(便座カバー)が含まれているかを確認してください。

②備える回数は「1人1日5回」では足りないことがあります

防災の一般的な目安は「1人1日5回」です。しかし夜間に2〜3回トイレに起きる方の場合、実際には1日7〜8回になります。この差は7日分で計算すると1人あたり14〜21回分の不足になり、決して小さくありません。夜間頻尿のあるご家族がいる場合は、必ず実際の回数から逆算してください。具体的な計算方法は後の章で説明します。

③凝固剤は「粉」か「シート」か

ほとんどの簡易トイレは、粉末状の高分子ポリマーを小袋に入れて付属させています。使うときは小袋を破って中身を振りかけます。この動作が、手が震える方・指先の力が弱い方には意外と難しいのです。小袋を破りそこねて粉をこぼすと、床に散った粉が水分を吸って滑りやすくなり、転倒の原因にもなります。

これに対して、吸水ポリマーを薄いシート状に加工した製品があります。袋の中に1枚敷くだけなので、粉をこぼす心配がありません。シートが汚物を覆って見えなくしてくれるという利点もあります。本記事では商品⑤がこのタイプです。

④使い終わった袋を縛れるか

見落とされがちですが、処理まで含めて一人で完結できるかが本当の使いやすさです。握力が落ちると、袋の口を固結びにする動作ができなくなります。選ぶときは次の2点を見てください。

  • 汚物袋の口が十分に長いか。短い袋は結ぶのに力が要ります
  • まとめ用のごみ袋が付いているか。個別の袋を軽く縛って大きなごみ袋にまとめる方式なら、一つひとつを固く結ぶ必要がありません

ご家族が同居している場合は、処理はご家族が担当する前提で選んでも構いません。問題になるのは一人暮らしの場合です。

⑤においを閉じ込められるか

断水は数日から1週間以上続くことがあります。その間、使用済みの袋は家の中にたまり続けます。凝固剤に消臭成分や殺菌成分が配合されているか、汚物袋がにおいを通しにくい素材(高密度ポリエチレンなど)かを確認しておくと、生活の質が大きく変わります。炭を配合して吸着させるタイプもあります。

⑥保存年数と、使用期限が書かれているか

簡易トイレは「買って忘れる」防災用品の代表格です。凝固剤の吸水ポリマーは湿気を吸うと性能が落ちるため、アルミのパッケージで密封され、10年から15年の長期保存に対応しているものを選びます。パッケージに使用期限が印字されている製品なら、押し入れから出したときに判断できて安心です。

⑦組み立て式を選ぶなら、座面の高さと耐荷重

補助として組み立て式を1台そろえる場合は、次の3点を必ず確認してください。

  1. 座面の高さ。37cm以上あると洋式便座に近く、立ち上がりやすくなります
  2. 耐荷重。体重の2倍程度の余裕があるものを選びます。座るときに勢いよく腰を下ろすと、体重以上の力が一瞬かかるためです
  3. 脚の滑り止め。ゴムキャップなどが付いていないと、フローリングの上で横に滑ります

本記事の調査方法・選定プロセス

本記事では、Amazon.co.jpが直接販売・発送する商品のみを対象に調査しました。価格・在庫・販売元は2026年9月25日に実際の商品ページを一件ずつ開いて確認したもので、7製品すべてが調査時点でAmazon.co.jpの直販であることを確認しています。マーケットプレイス出品者が販売する商品、在庫が極端に少ない商品、お届けまで1か月以上かかる商品は候補から除外しました。選定にあたっては、高齢の方が一人で使い、一人で処理することを想定し、座る姿勢・凝固剤の扱いやすさ・においの閉じ込め・保存性を中心に評価しています。

【比較表】高齢者向け簡易トイレ7製品を比較

まず全体像です。7製品を横に並べました。1回あたりの単価は、価格をセットに含まれる回数で割った目安です。

← 横にスクロールできます →

👑①by Amazon
非常用トイレセット
②防災士監修
日本製50回分
③サンコー
簡易トイレ本体 R-5
④ケンユー
ベンリー袋30回分
⑤SURFOU
消臭シート60回
⑥アストロ
凝固剤100回分
⑦防災士監修
15年保存30回分
商品画像 by Amazon 非常用トイレセット(高齢者向け簡易トイレ) 防災士監修の日本製 非常用トイレ 50回分(高齢者向け簡易トイレ) サンコー 非常用 災害用 簡易トイレ 本体 R-5(高齢者向け簡易トイレ) ケンユー 緊急対策用トイレ袋 ベンリー袋 30回分(高齢者向け簡易トイレ) SURFOU 簡易トイレ 消臭シート 60回(高齢者向け簡易トイレ) アストロ 携帯トイレ 凝固剤 100回分(高齢者向け簡易トイレ) 防災士監修 15年保存 簡易トイレ 30回分(高齢者向け簡易トイレ)
総合評価 ★★★★★4.8 ★★★★★4.7 ★★★★☆4.2 ★★★★★4.6 ★★★★☆4.4 ★★★★☆4.4 ★★★★☆4.2
タイプ 袋型
(便器にかぶせる)
袋型 組み立て式
(便器本体)
袋型 袋型
(シート凝固)
凝固剤のみ
(買い足し用)
袋型
回数 60回分 50回分 10回分
(本体付き)
30回分 60回分 100回分 30回分
1回あたり 約42円 約79円 約716円
(本体込み)
約103円 約50円 約72円 約79円
保存年数 15年 15年 記載なし 記載なし 10年 記載なし 15年
(期限2039年3月)
手袋の付属 ◎ 60組 ○ △ なし △ なし ○ △ なし ○
高齢者の
使いやすさ
◎
手袋とごみ袋つきで
処理まで完結
◎
5袋に小分けで
分散して置ける
○
高さ37cm・
耐荷重150kg
○
持ち帰り袋つき
◎
粉をこぼさない
シート式
△
袋は別途必要
○
取り付け約20秒
価格 ¥2,544 ¥3,939 ¥7,156 ¥3,103 ¥2,999 ¥7,179 ¥2,371
購入 Amazonで見る詳細を読む Amazonで見る詳細を読む Amazonで見る詳細を読む Amazonで見る詳細を読む Amazonで見る詳細を読む Amazonで見る詳細を読む Amazonで見る詳細を読む

※価格・在庫は2026年9月25日時点のAmazon税込価格です。1回あたりの単価は価格をセット内の回数で割った目安で、③は本体代を含むため単価が高く見えます。

高齢者向け簡易トイレおすすめ7選

ここからは7製品を一つずつ見ていきます。①②④⑤⑦が家の便器にかぶせる袋型、③が組み立て式の便器本体、⑥は凝固剤だけを買い足すための大容量パックです。

①by Amazon 非常用トイレセット 防災 15年保存|¥2,544

🥇 総合イチオシ No.1

by Amazon 非常用トイレセット 防災 15年保存(高齢者向け簡易トイレおすすめ)

★★★★★4.8

Amazonの自社ブランド品です。家の便器やポータブルトイレに取り付けて使う袋型で、セット内容の充実ぶりが他社と明確に違います。凝固剤60回分と汚物袋60枚に加えて、便器用の大きな袋が2枚、まとめ用のごみ袋が10枚、そして使い捨て手袋が60組入っています。

この手袋が高齢者にとって大きな意味を持ちます。断水中は手を洗う水も貴重です。袋を取り出して縛るたびに手を洗えない状況で、素手で作業すると、そのままドアノブや手すりを触ることになります。使うたびに新しい手袋を使い捨てられる数があることは、衛生面の不安をかなり減らしてくれます。

1回あたり約42円は、本記事で比較した袋型の中で最も安価です。15年保存に対応しているので、押し入れに入れたまま長く置いておけます。迷ったらこれを人数分そろえるところから始めるのが確実です。

ここがポイント
  • 凝固剤60回分・便器用袋2枚・汚物袋60枚・ごみ袋10枚・使い捨て手袋60組
  • 家の便器にもポータブルトイレにも取り付けられる
  • 15年保存対応。1回あたり約42円で本記事の袋型では最安
  • 高吸水の凝固剤でにおいと漏れを抑える
こんな方におすすめ
  • まず何を買えばいいか分からず、一式そろったものを探している方
  • 一人暮らしで、処理まで自分でしなければならない方
  • 家族の人数分をまとめて備えたい方

\ 在庫あり・Amazon直販で安心 /

※¥2,544は2026年9月25日時点のAmazon税込価格です。

②防災士監修の日本製 非常用トイレ 50回分 小分け1袋×5|¥3,939

🥈 小分けで扱いやすい

防災士監修の日本製 非常用トイレ 50回分 小分け1袋×5(高齢者向け簡易トイレおすすめ)

★★★★★4.7

国内の工場で製造された日本製で、販売元の防災士が監修しています。50回分が10回分ずつ5袋に小分けされているのが最大の特徴です。

この小分けが効くのは、置き場所を分散できる点です。50回分がひとつの大きな箱に入っていると、押し入れの奥にしまい込むことになり、地震で物が倒れると取り出せなくなります。5袋に分かれていれば、トイレの棚に1袋、寝室に1袋、玄関の防災バッグに1袋、といった置き方ができます。どこか一つが取り出せなくなっても、他が残ります。

持ち出し用としても扱いやすく、避難所へ移動するときに1袋だけ鞄に入れる、といった使い方ができます。国内セラーによる1年保証が付いている点も、長く保管する防災用品としては安心材料です。

ここがポイント
  • 50回分を10回分×5袋に小分け。家の中に分散して置ける
  • 国内工場製造の日本製。1年保証つき
  • 15年の長期保存に対応
  • 1袋だけ持ち出して避難所へ、という使い方ができる
こんな方におすすめ
  • 防災用品を1か所にまとめず、家の中に分けて置きたい方
  • 持ち出し用と自宅用を兼ねたい方
  • 日本製・保証付きを重視する方

\ 分散して備えれば取り出せなくなる心配がありません /

※¥3,939は2026年9月25日時点のAmazon税込価格です。

③サンコー 非常用 災害用 簡易トイレ 本体 R-5|¥7,156

🥉 組み立て式No.1

サンコー 非常用 災害用 簡易トイレ 本体 R-5(高齢者向け簡易トイレおすすめ)

★★★★☆4.2

トイレまで歩いて行けない場合に備える、組み立て式の便器本体です。本記事で組み立て式を1台選ぶとしたら、これを推します。理由は高さ37cm・耐荷重150kg・滑り止めのゴムキャップ付きという、高齢者にとって重要な3点がすべて満たされているからです。

組立時のサイズは34×32×高さ37cmです。一般的な洋式便座が38〜42cm前後ですから、いつもの便座に近い高さで座れます。段ボール製や折りたたみ式の製品には座面が30cm台前半のものも多く、この数センチの差が「自力で立てるかどうか」を分けます。

本体は全体がプラスチックで、汚れたら丸洗いできます。便座は男性でも使いやすいU型です。重量は約2kgと軽く、女性でも寝室まで運べます。本体に汚物袋10袋と凝固剤10個(1個で約600ccを固める)が付属しているので、届いたその日から使える状態です。日本製です。

ただし10回分では2日ももちません。この本体に、①②④⑤⑦の袋型セットを組み合わせて回数を足すのが正しい使い方です。

ここがポイント
  • 組立時高さ37cm。洋式便座に近く立ち上がりやすい
  • 耐荷重150kg・床を傷めないゴムキャップ付きで横滑りしにくい
  • 本体約2kgと軽く、寝室のそばまで運べる
  • 全体がプラスチックで丸洗いできる。U型便座・日本製
  • 汚物袋10袋・凝固剤10個付き(1個で約600ccを固める)
こんな方におすすめ
  • 夜間にトイレまで歩くのが不安で、寝室のそばに置きたい方
  • 集合住宅で、排水管の確認が取れるまで便器を使えない可能性がある方
  • 車中泊や避難所への持ち出しも想定している方

\ 座面の高さで選ぶならこの1台 /

※¥7,156は2026年9月25日時点のAmazon税込価格です。

④ケンユー 緊急対策用トイレ袋 ベンリー袋 30回分セット|¥3,103

🇯🇵 老舗の日本製

ケンユー 緊急対策用トイレ袋 ベンリー袋 30回分セット(高齢者向け簡易トイレおすすめ)

★★★★★4.6

ベンリー袋は、この分野では古くから知られた日本製のトイレ袋です。Amazonでの取り扱い開始が2014年と、10年以上売られ続けている定番品にあたります。雑誌などの比較企画でも上位に挙げられることが多い製品です。

特徴は凝固剤の中身にあります。高分子吸水樹脂に加えて、食品添加物として認められている殺菌剤と消臭剤を配合しています。断水が長引いて使用済みの袋が家にたまる状況では、においだけでなく雑菌の繁殖も気になります。この点に配慮した設計は、高齢のご家族が過ごす室内では意味があります。

蓄便袋のほかに持ち帰り袋が付いているので、使用後の袋をまとめて口を閉じられます。使用方法が蓄便袋そのものに印刷されている点も、説明書を探さずに済んで実用的です。

ここがポイント
  • 10年以上売られ続けている日本製の定番品
  • 凝固剤に食品添加用の殺菌剤・消臭剤を配合
  • 蓄便袋に使用方法が印刷されており、説明書を探さずに使える
  • 持ち帰り袋つきで、使用後の袋をまとめられる
こんな方におすすめ
  • 実績のある定番品を選びたい方
  • 断水が長引いたときの衛生面が気になる方
  • 説明書を読まずに使えるものを探している方

\ 10年以上選ばれ続けている定番 /

※¥3,103は2026年9月25日時点のAmazon税込価格です。

⑤SURFOU 簡易トイレ 消臭シート 60回 吸収シート|¥2,999

🧻 粉をこぼさないシート型

SURFOU 簡易トイレ 消臭シート 60回 吸収シート(高齢者向け簡易トイレおすすめ)

★★★★☆4.4

凝固剤が粉末ではなくシート状になっている製品です。選び方③で説明した、粉をこぼす問題を根本から避けられます。

使い方は、袋をセットしたあとにシートを1枚敷くだけです。小袋を破る必要も、振りかける必要もありません。手が震える方、指先に力が入りにくい方には、この違いが決定的です。1枚で1000ミリリットルを吸収し、約15秒で固まります。目安として排尿なら2〜3回分、排便なら1回分に使えます。

もう一つの利点は、シートが汚物を上から覆って見えなくしてくれることです。処理のたびに中身が目に入るのは、誰にとっても気持ちのよいものではありません。袋は高密度ポリエチレン製で、破れやにおい漏れに配慮されています。保存期間は10年です。

ここがポイント
  • 凝固剤がシート状。敷くだけで済み、粉をこぼす心配がない
  • 1枚で1000ミリリットルを吸収し、約15秒で固まる
  • シートが汚物を覆って見えなくする
  • 高密度ポリエチレンの袋でにおいが漏れにくい。10年保存
こんな方におすすめ
  • 手が震える、指先に力が入りにくいご家族がいる方
  • 粉末をこぼして床が滑るのを避けたい方
  • 処理のときに中身が見えるのが苦手な方

\ 敷くだけ。小袋を破る動作がいりません /

※¥2,999は2026年9月25日時点のAmazon税込価格です。

⑥アストロ 携帯トイレ 凝固剤 100回分 炭の力で消臭|¥7,179

📦 買い足し用の大容量

アストロ 携帯トイレ 凝固剤 100回分 炭の力で消臭(高齢者向け簡易トイレおすすめ)

★★★★☆4.4

この製品は凝固剤だけが100包入った大容量パックで、汚物袋は付属しません。最初の1つとしては向きませんが、①②④⑦などのセットをすでに持っている方が、回数を足すために買うには最適です。

次の章で説明するように、高齢のご家族がいる家庭では備える回数が一般的な目安より多くなります。そのときに困るのが、セットをもう一つ買うと袋ばかりが余ることです。凝固剤だけを買い足せれば、無駄なく回数を増やせます。

消臭には高分子ポリマーに加えて顆粒炭を使っています。炭の多孔質な構造がにおいの元を吸着する仕組みで、香りでごまかすタイプとは方向性が違います。1包あたり約10gの個包装スティックで、ジッパー付きの外袋に入っているため保管もしやすくなっています。日本製です。

ここがポイント
  • 凝固剤100包のみ。袋は付属しないため、セットを持っている方の買い足し用
  • 高分子ポリマー+顆粒炭で、においの元を吸着する
  • 1包約10gの個包装スティック。ジッパー付き外袋で保管しやすい
  • 2人家族で約7日分にあたる回数。日本製
こんな方におすすめ
  • すでにセットを持っていて、回数だけを増やしたい方
  • 夜間頻尿があり、一般的な目安より多く備えたい方
  • においを香りでごまかさず、吸着で抑えたい方

\ 袋を余らせずに回数だけ増やせます /

※¥7,179は2026年9月25日時点のAmazon税込価格です。

⑦防災士監修・15年保存 簡易トイレ 30回分|¥2,371

👛 まず備える最小セット

防災士監修 15年保存 簡易トイレ 30回分(高齢者向け簡易トイレおすすめ)

★★★★☆4.2

30回分と控えめな量で、価格も¥2,371に抑えられています。一人暮らしの親に、まず1セットだけ送っておきたいという場合に手を出しやすい製品です。

評価できるのは、パッケージに使用期限が印字されている点です。この製品には2039年3月と明記されています。防災用品は買ったあと何年も触らないため、押し入れから出したときに「これはまだ使えるのか」が分からなくなりがちです。期限が読めれば迷いません。凝固剤の劣化を防ぐため、外装にはアルミのパッケージが使われています。

取り付けは約20秒とされており、便器に袋をかぶせるだけの単純な構造です。まず1セット備え、足りないと感じたら⑥の凝固剤で回数を足す、という進め方ができます。

ここがポイント
  • 30回分・¥2,371で、最初の1セットとして手を出しやすい
  • 使用期限(2039年3月)がパッケージに印字されている
  • アルミパッケージで密封され、15年保存に対応
  • 便器への取り付けは約20秒
こんな方におすすめ
  • まず1セットだけ備えてみたい方
  • 離れて暮らす親に送る一品目を探している方
  • 何年後に買い替えるべきかを分かるようにしておきたい方

\ 使用期限が読めるから買い替え時期に迷いません /

※¥2,371は2026年9月25日時点のAmazon税込価格です。

何回分を備えればいいか|高齢者のいる家庭の計算方法

防災の一般的な目安は「1人1日5回」です。これを3日から7日分そろえる、というのが多くの記事に書かれている計算です。しかし夜間に何度もトイレに起きる方がいる家庭では、この数字をそのまま使うと確実に足りません。

夜間の回数を足して計算します

計算は単純です。日中の回数に、夜間に起きる回数を足します。

  • 一般的な成人:1日5回 × 7日 = 35回分
  • 夜間に2回起きる方:1日7回 × 7日 = 49回分
  • 夜間に3回起きる方:1日8回 × 7日 = 56回分

高齢のご本人と配偶者の2人暮らしで、お一人に夜間頻尿がある場合、7日分では35+56=91回分が必要になります。100回分を一つの目安として考えると安全です。一般的な目安のまま35回分×2人=70回分で用意していると、5日目には尽きる計算になります。

まず何日分を備えるか

過去の大きな災害では、断水の解消までに1週間以上かかった地域が少なくありません。一方で、最初から100回分をそろえるのは費用も収納場所も負担になります。現実的には次のように段階を踏むのが続けやすい方法です。

  1. まず3日分。お一人なら20〜25回分。⑦の30回分セットが、ちょうどこの範囲に収まります
  2. 次に7日分まで増やす。①の60回分セットを加えれば、お一人で7日分を十分に超えます
  3. 夜間の回数が多いなら⑥で足す。凝固剤だけを買い足せるので、袋を余らせずに回数を伸ばせます

なお、備蓄の回数は世帯の人数だけでなく、来客や介護に来るご家族の分も考えておくと安心です。

停電した夜にトイレを使うときの注意点

断水と停電は同時に起きることが多く、実際に事故が起きやすいのは暗い中での移動です。簡易トイレそのものよりも、そこへたどり着くまでの方が危険だといえます。準備しておきたいことを挙げます。

  • 枕元に明かりを置く。懐中電灯よりも、置いたまま周囲を照らせるランタン型が向いています。片手がふさがらないためです
  • 簡易トイレ一式をトイレの中に置いておく。押し入れから出してくる動作を、暗い中でしなくて済みます
  • 袋のセットは明るいうちに済ませておく。断水が分かった時点で便器に袋をかぶせておけば、夜は座るだけです
  • 使用済みの袋を置く場所を決めておく。廊下に置くと夜中につまずきます。ふた付きのバケツなどを1か所に決めておきます
  • 手すりのある家のトイレを優先する。組み立て式を寝室に置く場合でも、可能な限り壁ぎわに設置します

また、断水中にバケツで水を汲んで流すのは、集合住宅では避けてください。地震のあとは排水管が破損していることがあり、階下で汚水があふれる事故につながります。管理会社や自治体から「排水してよい」と案内が出るまでは、簡易トイレで対応するのが安全です。戸建ての場合も、下水道や浄化槽の被害状況が分かるまでは同様です。

よくある質問

簡易トイレは何回分を備えればよいですか?

一般的な目安は1人1日5回ですが、夜間に2〜3回トイレに起きる方は1日7〜8回で計算してください。7日分だと1人あたり49〜56回分になります。高齢のご夫婦2人暮らしなら、100回分を一つの目安にすると安心です。まずは3日分(1人20〜25回分)から始めて、段階的に増やす方法でも構いません。

使用済みの袋はどう処分しますか?

凝固剤で固めたあとは、多くの製品が可燃ごみとして処分できる仕様になっています。ただし処分方法は自治体の条例によって異なりますので、必ずお住まいの自治体の案内を確認してください。また災害直後はごみの収集自体が止まります。収集が再開するまで家に保管することになるため、においを通しにくい袋と、まとめて入れるふた付きの容器を用意しておくと生活が楽になります。

断水中でも、風呂の水を汲んで流せばよいのでは?

地震のあとは避けてください。排水管が破損していると、流した汚水が階下の部屋や床下にあふれます。特に集合住宅では被害が他の住戸に及びます。自治体や管理会社から排水してよいと案内が出るまでは、簡易トイレで対応するのが安全です。台風や計画断水など、配管に被害がないことがはっきりしている場合は事情が異なります。

簡易トイレは大便にも使えますか?

使えます。本記事で紹介した製品はいずれも尿と便の両方に対応しています。ただし凝固剤の消費量は変わります。たとえば⑤のシートタイプは1枚で排尿なら2〜3回分、排便なら1回分が目安です。回数を計算するときは、便の分を少し多めに見積もっておくと足りなくなりません。

凝固剤に使用期限はありますか?

あります。凝固剤の吸水ポリマーは湿気を吸うと性能が落ちるため、多くの製品が10年から15年の保存期間を設定しています。⑦のようにパッケージへ使用期限が印字されている製品なら、押し入れから出したときにそのまま判断できます。期限の記載がないものは、購入した年を油性ペンで箱に書いておくと管理しやすくなります。

介護用のポータブルトイレがあれば、簡易トイレは不要ですか?

必要です。介護用のポータブルトイレは、バケツに溜まった汚物をトイレに流して洗うことを前提にした製品です。断水するとこの洗浄ができません。そのため、ポータブルトイレをお使いの場合も、バケツに袋をかぶせて凝固剤で固める簡易トイレのセットが別に要ります。本記事の①は、家の便器だけでなくポータブルトイレにも取り付けられる仕様です。日常の介護用ポータブルトイレ選びについては、別の記事で詳しく解説しています。

まとめ|高齢者向け簡易トイレの選び方

高齢のご家族がいる家庭の簡易トイレ選びは、まず「家の便器にかぶせる袋型」をそろえ、組み立て式は補助として1台という順番が基本です。断水しても便器は残るので、いつもの高さ・いつもの手すりで用を足せることが、何よりの安全につながります。

そのうえで、凝固剤の形状(粉かシートか)、袋を縛れるか、使い捨て手袋が付いているかといった、処理まで一人で完結できるかという視点で選んでください。備える回数は、夜間にトイレへ起きる回数を足して計算します。

用途別のおすすめ

簡易トイレは、使わずに済めばそれが一番よい防災用品です。ただ、いざ必要になったときに「しゃがめない」「袋が結べない」では意味がありません。買う前にご家族の体の状態を思い浮かべて選んでいただければ、この記事の目的は果たせたことになります。

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