清拭シートは高齢者のからだを清潔に保つための使い捨てシートで、「サイズ」「温められるか」「1枚あたりの費用」の3点で選ぶと失敗しません。毎日のように使う消耗品なのに、1枚いくらかかるのかを示した記事はほとんどありません。この記事では7製品の1枚あたりの費用を実際に計算し、あわせて拭く順番と温め方の注意点まで解説します。価格はすべてAmazon.co.jp直販の実ページで確認したものです。
📋 この記事でわかること
- 清拭シート7製品の比較表(1枚あたり¥3.1〜¥85.2・全品Amazon直販)
- 介助者が拭く場合と本人が拭く場合で変わる、サイズの選び方
- 100均やドラッグストアのボディシートとは何が違うのか
- 拭く順番と、1回に使う枚数の目安
- 電子レンジで温めるときの注意点と、低温やけどを防ぐ温度
- お風呂と清拭シートをどう使い分けるか(週2回入浴の場合の組み立て方)

アクティ からだふきタオル 超大判 20本入 60×30cm 温めても使える(20本×3個)
★★★★★4.8
- 60×30cmの超大判。背中を一度に拭けるので、介助する側の手間がいちばん少ない
- 温めて使えるので、冷たいシートで体を冷やす心配がない
- 60本入りで¥1,036=1本あたり約¥17。まとめ買いで在庫を切らさずに済む
\ Amazon直販だから返品・サポートも安心 /
※¥1,036は2026年9月29日時点のAmazon税込価格です。最新価格はリンク先でご確認ください。
清拭シートとは?お風呂に入れない日に体を清潔に保つ道具
清拭シートは、体を拭いて清潔にするための使い捨てシートです。入浴できない日に体をふき取る目的で、介護や入院の場面で広く使われています。
「清拭」の読み方と意味
清拭は「せいしき」と読みます。体をお湯やタオルで拭いて清潔にすることを指す言葉で、もともとは看護や介護の現場で使われてきました。商品名では「からだふきタオル」「体拭きシート」「ボディタオル」など、いろいろな呼び方がされています。いずれも同じカテゴリの商品と考えて構いません。
100均・ドラッグストアのボディシートとの違い
「汗ふきシートで代用できないか」と考える方は多いですが、高齢者の清拭に使うなら違いを知っておいたほうがよいです。主な差は次の3点です。
- サイズ…汗ふきシートは20×15cm前後が中心。介護用は20×30cm〜60×30cmと大きく、背中や脚を一度に拭ける面積があります
- アルコールの有無…清涼感を出すためにアルコールを含む製品が多いのが汗ふきシートです。高齢者の皮膚は薄く乾燥しやすいため、ノンアルコール・無香料を選びます
- 厚み…薄いシートは拭いている途中で破れます。介護用は不織布を厚くしてあり、1枚で広い面積を拭けます
100均の製品が悪いわけではありませんが、枚数あたりの単価だけを見て選ぶと、結局2〜3枚重ねて使うことになり割高になります。この記事の比較表では、そこを見極められるよう1枚あたりの費用を算出しています。
誰が拭くかでサイズを選ぶ|介助者が拭く場合と本人が拭く場合
競合記事では「大判がよい」と一括りにされがちですが、大判が有利なのは介助する側の都合です。誰が拭くのかで最適なサイズは変わります。
介助者が拭く場合|60×30cmの超大判が効率的
寝たきりや半介助の方の体を家族が拭く場合は、大判が圧倒的にラクです。背中・胸・腹・脚を面で拭けるため、1回の清拭で使う枚数が減り、体位を変える回数も少なくて済みます。体位変換は介助する側の腰への負担が大きいので、ここが減るのは大きな差です。
本記事では①アクティ(60×30cm)、③アテント(30×60cm)、⑤ストリックスデザイン(60×26cm)が該当します。
本人が自分で拭く場合|20×30cm前後が扱いやすい
ご本人が座って自分で拭く場合、60cmのシートは持て余します。握力が落ちていると大判は絞ったり広げたりする動作そのものが負担になり、床に落としてしまうこともあります。手のひらに収まる20×30cm前後のほうが、腕・首まわり・足先といった手の届く範囲を自分で拭くのに向いています。
本記事では②サルバ(20×30cm)、⑦大和物産(20×20cm)が該当します。
高齢者向け清拭シートの選び方5つのポイント
① ウェットタイプかドライタイプか
- ウェットタイプ…最初から水分を含んでいる、いちばん一般的なタイプ。袋を開けてすぐ使えます
- ドライタイプ…乾いた不織布で、水やお湯を含ませて使います。⑥東京メディカルが該当。水分量を自分で調整でき、拭き上げ(水分をふき取る用)にも使えます
- 泡タイプ…石鹸成分を含んだドライシートに水を含ませ、泡立てて洗う。④マツヨシが該当。においが気になるときに向きます
基本はウェットタイプを主役にして、ドライタイプを「拭き上げ用」に併用すると体に水分が残らず、冷えを防げます。
② 個包装かボトル・袋入りか
個包装は1本ずつ密封されているため乾きにくく、持ち運びにも向きます。入院先に持って行くなら個包装一択です。一方、袋入り・ボトル入りは1枚あたりの単価が安く、自宅で毎日使うのに向きます。開封後は乾燥しやすいので、フタをしっかり閉めるか輪ゴムで留めておきます。
③ 温められるか(電子レンジ対応)
冷たいシートをそのまま体に当てると、高齢者は体温を奪われて体調を崩すことがあります。「温められる」と明記された製品を選ぶと、この問題を避けられます。ただし温め方には注意が必要なので、記事後半の「温めて使うときの注意点」を必ずお読みください。
④ 無香料・ノンアルコールか
加齢とともに皮膚は薄くなり、バリア機能が落ちます。アルコールは水分の蒸発を促すため、毎日使うものでは乾燥やかゆみの原因になります。香りについても、体調がすぐれない方には強い香料が負担になることがあります。本記事の7製品は、基本的に無香料・ノンアルコールのものを選んでいます。
⑤ 1枚あたりの費用
ここが本記事でいちばんお伝えしたい点です。清拭シートは毎日のように使う消耗品ですが、本記事の7製品でも1枚あたり¥3.1〜¥85.2と27倍の開きがあります。
仮に全身の清拭で1回5枚使い、それを週4日続けると月におよそ80枚。1枚¥3.7の製品なら月約300円、1枚¥85.2の個包装なら月約6,800円と、年間で7万円以上の差になります。もちろん個包装には携帯性という価値があるので、「自宅の日常使いは単価の安いもの、外出・入院時は個包装」と使い分けるのが現実的です。
本記事の選定基準
- Amazon.co.jpが販売する商品であること…2026年9月29日に7製品すべての商品ページを1件ずつ開き、販売元が Amazon.co.jp であることを確認しています
- 1枚あたりの費用を算出できること…内容量が明記されている製品だけを選び、価格÷枚数で単価を出しました
- 用途が重複しないこと…「介助で使う大判」「本人が使う小判」「個包装」「泡タイプ」「ドライタイプ」「最安」と役割を分けています
- 高齢者の肌を考えたつくりであること…無香料・ノンアルコールを基本とし、厚みのあるものを優先しました
価格・サイズ・内容量は、各商品ページの商品説明欄に記載された値をそのまま使っています。類似商品の比較ウィジェットに表示される数値は取り違えが起こりやすいため参照していません。星評価は選定基準に対する当サイトの評価であり、Amazonのレビュー平均とは異なります。
7製品の比較表でまとめてチェック
◎=優秀 ○=標準 △=やや劣る の3段階で評価しています。
→ 表は横にスクロールできます →
| 👑 総合イチオシ①アクティ 超大判 60本 |
②サルバ ぬれタオル 120枚 |
③アテント 温められる 25本 |
④マツヨシ アワケア 15枚 |
⑤ストリックス 個包装 5本 |
⑥東京メディカル ドライ 140枚 |
⑦大和物産 からだふき 80枚 |
|
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 商品画像 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| 総合評価 | ★★★★★4.8 | ★★★★★4.6 | ★★★★☆4.4 | ★★★★☆4.3 | ★★★★☆4.2 | ★★★★☆4.1 | ★★★★☆4.0 |
| 価格(税込) | ¥1,036 | ¥448 | ¥509 | ¥682 | ¥426 | ¥1,510 | ¥249 |
| 1枚あたり | ○ 約¥17.3 | ◎ 約¥3.7 | ○ 約¥20.4 | △ 約¥45.5 | △ 約¥85.2 | ◎ 約¥10.8 | ◎ 約¥3.1 |
| 内容量 | 60本 (20本×3個) |
120枚 (60枚×2個) |
25本 | 15枚 | 5本 | 140枚 (70枚×2袋) |
80枚 |
| シートサイズ | ◎ 60×30cm | ○ 20×30cm | ◎ 30×60cm | 記載なし | ◎ 60×26cm | 不織布タオル | △ 20×20cm |
| タイプ | ウェット 温め可 |
ウェット | ウェット 温め可・個包装 |
泡立つ ドライ |
ウェット 個包装・レンジ可 |
ドライ (水を含ませる) |
ウェット |
| 向いている人 | 家族が全身を 拭いてあげる |
毎日使う 費用を抑えたい |
1本ずつ清潔に 使いたい |
においが 気になる |
入院・外出に 持って行く |
拭き上げに 併用したい |
部分拭き おむつ替え |
| リンク | Amazonで見る詳しく見る ↓ | Amazonで見る詳しく見る ↓ | Amazonで見る詳しく見る ↓ | Amazonで見る詳しく見る ↓ | Amazonで見る詳しく見る ↓ | Amazonで見る詳しく見る ↓ | Amazonで見る詳しく見る ↓ |
※価格はすべて2026年9月29日時点のAmazon販売価格(税込)です。1枚あたりの費用は、価格÷内容量で当サイトが算出した参考値です。
清拭シート 高齢者おすすめ7選【2026年】
① アクティ からだふきタオル 超大判 温めても使える(20本×3個)|¥1,036
ご家族が全身を拭いてあげる場面に、もっとも過不足のない1本です。60×30cmという超大判サイズは、背中を一度に拭き切れる大きさで、体位を変える回数そのものを減らせます。介助する側の腰の負担を考えると、この差は毎日効いてきます。温めて使うことにも対応しているため、冷たいシートで体を冷やす心配がありません。20本入り×3個の計60本で¥1,036、1本あたり約¥17と、大判としては十分に現実的な価格です。日本製で不織布に厚みがあり、1枚で広い面積を拭き通せます。
- 60×30cmの超大判。背中・脚を一度に拭ける
- 温めて使える介護用ウェットタイプ
- 20本×3個の計60本入り。1本あたり約¥17.3
- 日本製・不織布
- まとめ買い形態なので在庫を切らしにくい
- ご家族が全身を拭いてあげる場合の、最初の1つを探している方
- 体位変換の回数を減らして介助の負担を軽くしたい方
- 冷たいシートで体を冷やしたくない方
Amazon販売価格 ¥1,036(2026年9月29日時点)
\ 当サイト総合イチオシ・迷ったらコレ /
※最新価格・在庫はリンク先でご確認ください。
② サルバ 白十字 お肌にやさしい ぬれタオル 60枚×2個 大判|¥448
毎日使うものの費用を抑えたい方に、本記事でもっとも勧めやすい1つです。120枚入りで¥448、1枚あたり約¥3.7という単価でありながら、日本製でウェットタイプらしい厚みがあり、無香料・ノンアルコールです。サイズは20×30cmで、全身を拭くなら数枚使うことになりますが、この単価なら惜しまずに何枚でも使えます。汚れたら替える、という使い方ができるのは衛生面でもメリットです。ご本人が座って自分で拭く場合にも扱いやすい大きさです。
- 120枚入り(60枚×2個)で1枚あたり約¥3.7と本記事で2番目に安い
- 日本製。1枚200×300mmの大判で厚みがある
- 無香料・ノンアルコールで毎日使っても刺激が少ない
- 介護だけでなくキャンプや行楽時の拭き取りにも使える
- ご本人が自分で拭くのにも扱いやすいサイズ
- 毎日使うので費用をできるだけ抑えたい方
- 汚れたら惜しまず替えて、衛生的に使いたい方
- ご本人が自分で腕や首まわりを拭く場合
Amazon販売価格 ¥448(2026年9月29日時点)
\ 1枚あたり約¥3.7・毎日使っても負担が軽い /
※最新価格・在庫はリンク先でご確認ください。
③ アテント 温められるからだふき 超大判包装 25本|¥509
1本ずつ個包装されているタイプで、必要なぶんだけ開けて使えます。袋入りは開封後に乾いてしまうのが難点ですが、個包装ならその心配がありません。使う頻度が週に数回という方や、封を切ってから使い切るまでに時間がかかる方に向きます。300×600mmと超大判で、温めて使うことにも対応しています。25本入りで¥509、1本あたり約¥20.4と、個包装としては手に取りやすい価格です。介護施設や通所先に持たせる場合にも、1本ずつ渡せるのが便利です。
- 1本ずつの個包装で、開封後の乾燥を気にしなくてよい
- 300×600mmの超大判
- 温めて使うことに対応
- 25本入りで1本あたり約¥20.4
- 商品サイズ 190×170×70mm で保管場所を取らない
- 使う頻度が週に数回程度で、袋入りだと乾かしてしまう方
- 通所先や施設に1本ずつ持たせたい方
- 大判でありながら個包装の清潔さも欲しい方
Amazon販売価格 ¥509(2026年9月29日時点)
\ 個包装だから開けた分だけ・乾かない /
※最新価格・在庫はリンク先でご確認ください。
④ マツヨシ 泡立つ清拭シート アワケア 15枚入り|¥682
「拭くだけではさっぱりしない」「においが気になってきた」という段階になったら、この1つです。石鹸成分を含んだドライシートに適量の水を含ませると泡立ち、拭き取るだけで洗い流す必要がありません。普通のウェットシートが水分で汚れを拭き取るのに対し、こちらは泡で洗う発想なので、入浴できない日が続いたときのにおい対策になります。ヒアルロン酸・アロエベラ葉エキス・カミツレ花エキスの保湿成分を配合しており、洗浄力の割に肌が突っぱりにくいのも高齢者向きです。陰部を含めた全身に使えます。
- 石鹸成分入りのドライシート。水を含ませて泡立てて使う
- 泡で洗浄したあとは拭き取るだけ。洗い流し不要
- ヒアルロン酸・アロエベラ葉エキス・カミツレ花エキス配合
- 陰部を含めた全身の清拭に使える
- 日本製。災害時やアウトドアでも使える
- 入浴できない日が続き、においが気になってきた方
- 拭くだけでなく洗った感覚が欲しい方
- 洗浄力のあるもので肌の乾燥は避けたい方
Amazon販売価格 ¥682(2026年9月29日時点)
\ 泡で洗える・洗い流し不要 /
※最新価格・在庫はリンク先でご確認ください。
⑤ ストリックスデザイン 体拭きシート 超大判 超厚手 日本製 5本個包装|¥426
入院中の親に届けるもの、外出や旅行に持って行くものとして選ぶならこれです。1枚あたり約¥85.2と本記事でもっとも高いのですが、60×26cmの超大判が1本ずつ個包装されていて、かばんに入れておけるという価値がそこにあります。厚手のエンボス加工でやぶれにくく、ノンアルコール・無香料。日本製です。本記事の7製品のなかで唯一、パッケージに「電子レンジ温め可能」と明記されていますので、温かいシートで拭いてあげたい場面に確実に対応できます。
- 60×26cmの超大判を1本ずつ個包装。かばんに入れて持ち運べる
- 本記事で唯一「電子レンジ温め可能」と明記されている
- 超厚手のエンボス加工でやぶれにくい
- ノンアルコール・無香料。日本製
- 5本入り。非常時の備えとしても
- 入院中のご家族に届けるものを探している方
- 外出・旅行・通院に数本だけ持って行きたい方
- 電子レンジで確実に温めたい方
Amazon販売価格 ¥426(2026年9月29日時点)
\ 個包装の超大判・レンジ温め可 /
※最新価格・在庫はリンク先でご確認ください。
⑥ 東京メディカル クリーンドライタオル 70枚入り×2袋|¥1,510
乾いた不織布のタオルで、水やお湯を含ませて使うタイプです。ウェットシートで拭いたあとの「拭き上げ」に使うと、体に水分が残らず湯冷めを防げます。これは意外と見落とされがちですが、濡れたまま放置すると気化熱で体温が下がり、高齢者には負担になります。水分量を自分で調整できるので、顔まわりは軽く湿らせる、汚れの強い部分はしっかり濡らす、といった使い分けもできます。140枚入りで1枚あたり約¥10.8。国産で、陰部洗浄や拭き上げ用として医療・介護の現場でも使われている製品です。
- ドライタイプなので水分量を自分で調整できる
- ウェットシートの後の「拭き上げ」に使えば湯冷めを防げる
- 70枚入り×2袋の計140枚で1枚あたり約¥10.8
- 国産の清拭用不織布タオル
- 陰部洗浄・拭き上げ用として使える
- ウェットシートと併用して湯冷めを防ぎたい方
- お湯の温度や水分量を自分で決めたい方
- まとまった枚数をストックしておきたい方
Amazon販売価格 ¥1,510(2026年9月29日時点)
\ 拭き上げ用に1つあると仕上がりが変わる /
※最新価格・在庫はリンク先でご確認ください。
⑦ 大和物産 大人用 からだふき 80枚 20×20cm|¥249
全身の清拭ではなく、おむつ替えや食後の手まわり、汗をかいた首すじといった部分拭きに使う「もう1袋」として置いておくのに向いています。80枚入りで¥249、1枚あたり約¥3.1は本記事で最安です。20×20cmと小ぶりなので全身を拭くには枚数が要りますが、そもそもこのサイズは部分使いのためのものと考えたほうが納得できます。水分をたっぷり含んでいて「洗い流すように拭ける」のが特徴で、ノンアルコール・無香料。なお、この製品はトイレに流せません。おむつ替えに使う場合は捨て方に注意してください。
- 80枚入り¥249で1枚あたり約¥3.1。本記事で最安
- 20×20cmで部分拭き・おむつ替えに使いやすい
- 水分たっぷりで洗い流すように拭ける
- ノンアルコール・無香料
- トイレには流せないので捨て方に注意
- 全身用とは別に部分拭き用をもう1袋置いておきたい方
- おむつ替えや食後の手まわりに気兼ねなく使いたい方
- まずは安いもので試してみたい方
Amazon販売価格 ¥249(2026年9月29日時点)
\ 1枚あたり約¥3.1・部分拭きに気兼ねなく /
※最新価格・在庫はリンク先でご確認ください。
高齢者の体の拭き方|順番と1回に使う枚数の目安
商品が決まっても、実際にどう拭けばよいか分からないという声は多いです。基本の順番と枚数の目安をご紹介します。
拭く順番は「上から下へ、きれいな所から汚れやすい所へ」
- 顔・首…目のまわりは目頭から目尻へ、片側ずつ。顔用に1枚を確保し、体には使い回しません
- 腕・手…指先に向かって拭きます。指の間も忘れずに
- 胸・お腹…お腹は腸の流れに沿って「の」の字を描くように。強くこすらないこと
- 背中…横向きになってもらい、首から腰に向かって。ここで大判が効きます
- 脚・足…太ももから足先へ。足指の間は水分が残りやすいので最後に乾いたもので押さえます
- 陰部・おしり…必ず最後。ここに使ったシートは他の部位に使いません
1回に使う枚数の目安は4〜6枚
超大判(60×30cm)なら全身で4〜5枚、20×30cm前後なら6〜8枚が目安です。「顔用」「体用」「陰部用」は必ず分けてください。枚数を惜しんで使い回すと、かえって感染や皮膚トラブルの原因になります。単価の安い製品を選ぶ意味はここにあります。
拭いたあとは必ず乾かし、保湿する
濡れたまま放置すると気化熱で体温が下がります。ウェットシートで拭いたら、乾いたタオルやドライタイプで水分を押さえてから衣服を着せます。高齢者の皮膚は乾燥しやすいので、この後に保湿クリームを塗るところまでを1セットと考えると、かゆみや皮膚トラブルを防げます。
温めて使うときの注意点|電子レンジと低温やけど
「温められる」とうたう製品は増えていますが、温め方まで説明している記事はほとんどありません。ここは安全に関わるので、必ず押さえてください。
- 電子レンジに入れてよいのは、パッケージに明記されている製品だけです。本記事では⑤ストリックスデザインが「電子レンジ温め可能」と明記しています。記載のない製品を自己判断でレンジに入れないでください
- 個包装のアルミ蒸着パッケージは絶対にそのまま入れないこと。発火の危険があります。中身を出して耐熱皿に載せます
- 加熱は短時間から。数十秒でも中心部が高温になることがあります。必ず一度取り出し、介助する人の手首の内側に当てて温度を確かめてから体に使います
- 高齢者は皮膚の感覚が鈍くなっており、「熱い」と言えないまま低温やけどを負うことがあります。とくに麻痺のある部位、糖尿病で神経障害のある方は注意が必要です
- レンジを使わない方法として、ビニール袋に入れて湯せんにするやり方があります。温度が上がりすぎず、こちらのほうが安全です
迷ったら、温めずに室温に戻しておくだけでも冷たさはかなり和らぎます。使う30分前に部屋に出しておく、という運用で十分な場合も多いです。
お風呂と清拭シートをどう使い分けるか
「風呂代わりになるのか」という疑問は多くの方が持たれます。結論を申し上げると、清拭シートは入浴の代わりにはなりませんが、入浴と入浴の間を埋める役割は十分に果たします。
デイサービスでの入浴が週2回という方を例にすると、次のような組み立てが現実的です。
- 入浴日(週2回)…お風呂でしっかり洗う。清拭シートは使いません
- 入浴日の翌日…汗をかいた部分だけを部分拭き(⑦のような小判が活躍します)
- 入浴から2日以上空く日…全身の清拭(①③のような大判)。においが気になるときは④の泡タイプ
- 毎日…陰部・おしりは毎日拭きます。ここだけは間隔を空けないでください
この組み立てなら、全身の清拭は週2〜3回、部分拭きが毎日という運用になります。1か月あたり必要な枚数はおおよそ60〜100枚で、単価¥3〜4の製品なら月300〜400円の負担で収まります。
なお、浴室まで移動できるものの姿勢の保持が難しいという段階なら、清拭に切り替える前にシャワーチェアで入浴を続けられないかを検討する価値があります。入浴には清潔さ以外に、血行促進やリラックスという効果もあるためです。
よくある質問(FAQ)
お風呂に入れない時に体を拭くものは何ですか?
清拭シート(からだふきシート・体拭きシート)を使います。介護用として売られているものは、汗ふきシートよりサイズが大きく、厚みがあり、ノンアルコール・無香料でつくられています。全身を拭くなら60×30cm前後の大判、部分拭きなら20×20cm前後のものが使いやすいです。拭いたあとは乾いたタオルで水分を押さえ、保湿までを1セットにしてください。
介護用のボディシートはどれがいいですか?
ご家族が全身を拭いてあげるなら、60×30cmの超大判で温めて使えるものが第一候補です。本記事ではアクティのからだふきタオル超大判(60本入り・1本あたり約¥17.3)を総合1位に挙げています。ご本人が自分で拭く場合は20×30cm前後のほうが扱いやすく、サルバのぬれタオル(120枚・1枚あたり約¥3.7)が向きます。
高齢者の体の拭き方の順番は?
顔・首 → 腕・手 → 胸・お腹 → 背中 → 脚・足 → 陰部・おしり の順で、上から下へ拭きます。陰部は必ず最後にして、そこに使ったシートは他の部位に使いません。顔用・体用・陰部用でシートを分けるのが基本です。1回に使う枚数は、超大判なら4〜5枚、20×30cm前後なら6〜8枚が目安になります。
清拭シートは電子レンジで温めてもいいですか?
パッケージに「電子レンジ温め可能」と明記された製品だけにしてください。記載のない製品を自己判断で加熱しないでください。また個包装のアルミ蒸着パッケージはそのまま入れると発火の危険があります。加熱後は必ず介助する人の手首の内側で温度を確かめてから使ってください。高齢者は皮膚感覚が鈍く、熱いと言えないまま低温やけどを負うことがあります。
100均のボディシートで代用できますか?
部分拭きなら使えますが、全身の清拭には向きません。汗ふきシートはサイズが20×15cm前後と小さく、清涼感を出すためにアルコールを含む製品が多いためです。高齢者の皮膚は薄く乾燥しやすいので、毎日使うならノンアルコール・無香料のものを選んでください。薄いシートは2〜3枚重ねて使うことになり、結果的に割高になることもあります。
清拭シートは風呂代わりになりますか?
入浴の代わりにはなりませんが、入浴と入浴の間を埋める役割は果たします。デイサービスの入浴が週2回なら、入浴日はお風呂、翌日は部分拭き、2日以上空く日は全身の清拭、という組み立てが現実的です。陰部・おしりだけは毎日拭いてください。入浴には清潔さのほかに血行促進やリラックスの効果もあるため、可能なうちは入浴を続けるほうが望ましいです。
清拭シートはトイレに流せますか?
製品によります。「トイレに流せる」と明記されたものだけが流せます。本記事の大和物産のからだふきは流せないと明記されているため、おむつ替えに使う場合は捨て方に注意してください。流せないシートを流すと配管の詰まりの原因になります。迷ったら流さず、ゴミとして処分するのが安全です。
まとめ
高齢者向け清拭シートの選び方を整理します。
- まず「誰が拭くか」を決める。ご家族が拭くなら60×30cmの超大判、ご本人が拭くなら20×30cm前後が扱いやすい大きさです
- 1枚あたりの費用で選ぶ。本記事の7製品でも¥3.1〜¥85.2と27倍の開きがあります。自宅の日常使いは単価の安いもの、外出・入院時は個包装、と使い分けます
- 拭く順番は上から下へ。陰部は必ず最後。顔用・体用・陰部用でシートを分けます
- 温めるのは「電子レンジ可」と明記された製品だけ。加熱後は手首の内側で温度を確かめます。高齢者は熱いと言えないまま低温やけどを負うことがあります
- 拭いたあとは乾いたタオルで水分を押さえ、保湿までを1セットにします
- 清拭は入浴の代わりにはなりません。入浴と入浴の間を埋める役割と考え、可能なうちは入浴を続けます
用途別 おすすめ商品
👑 迷ったらコレ(家族が全身を拭く)
💰 毎日使う費用を抑えたい
📦 1本ずつ清潔に使いたい
🫧 においが気になってきた
🏥 入院・外出に持って行く
💧 拭き上げに併用したい
🧻 部分拭き・おむつ替えに
お風呂に入れない日が増えてきても、道具と手順を用意しておけば清潔は保てます。まずは単価の安い1袋と、大判を1つ。この2つがあれば、毎日の清拭はぐっと楽になります。
あわせて読みたい関連記事
介護と入浴まわりについて、シルバーチョイスの他の記事もご参考ください。








コメント