「テレビの音が大きいと言われる」「会話を聞き返すことが増えた」「家族の集まりで話に入れない」──。こうした変化は、年齢とともに誰にでも起こり得ます。
ただ、補聴器は安い買い物ではありません。しかも、合う・合わないは人それぞれ。勢いで買うと「思ったほど聞こえない」「使いづらくて結局しまい込む」という失敗にもつながります。
また、聞こえづらさは本人よりも家族が先に気づくことが多いです。本人は「歳のせい」「相手が小声なだけ」と受け止めがちですが、実際は“聞こえない不安”がストレスになり、外出や会話を避ける原因にもなります。だからこそ、早い段階で「一度試してみる」「相談してみる」だけでも、生活の安心感が変わります。
この記事では、補聴器と集音器の違いや失敗しない手順をわかりやすく整理することを目的にしています。読み終えたときに「次に何をすればいいか」がはっきりするように書いていきます。
結論(142字)
高齢者の補聴器は、耳鼻科で聴力を確認し、形(耳かけ・耳あな・ポケット)と操作性(電池/充電)を比較することが大切です。試聴と購入後の調整・保証が手厚い店で選び、医療費控除や助成も確認しましょう。購入してから後悔しないために、まずは自宅で使える無料体験(貸出し)を活用するのが近道です。
この記事でわかること
・補聴器と集音器の違い
・タイプ別の選び方
・失敗しないチェックリスト
・費用を抑える制度
・自宅で試す方法
※本記事は一般的な情報提供です。
聞こえの症状や治療に関しては、医療機関・専門家にご相談ください。
【結論】高齢者の補聴器選びで失敗しない「3つの基準」
いきなり商品名から選ぶと、ほぼ確実に迷います。高齢者の補聴器選びは、次の3つの基準で考えると失敗しにくくなります。
①聴力確認(耳鼻科/専門店)
まず大事なのは「どのくらい聞こえにくいか」を把握することです。聞こえづらさの原因が耳あか・中耳炎など治療で改善するケースもありますし、補聴器以外の選択肢(治療・経過観察)が適切な場合もあります。
特に急に聞こえにくくなった、片耳だけ極端に聞こえない、めまいを伴う場合は、自己判断せず医療機関を受診しましょう。突発性難聴は、治療が遅れるほど治りにくく、少なくとも発症から2週間以内、できれば1週間以内に治療を開始することが望ましいとされています(日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会HP)
②タイプ×操作性(電池/充電・付け外し)
高齢者の場合、「聞こえ方」だけでなく使い続けられるかが重要です。例えば、指先の細かい作業が苦手なら、電池の交換が負担になります。逆に充電式は、充電台に置く習慣づけが必要です。
- 電池式:電池さえあれば外出先でも安心。交換が面倒になりやすい。
- 充電式:電池交換不要。毎日の充電が必要。
③試聴と購入後サポート
補聴器は「買って終わり」ではありません。調整(フィッティング)と慣れが必要です。購入後に調整や相談ができる体制があるかで、満足度が大きく変わります。
こんな症状はまず耳鼻科(チェックリスト)
- 短期間で急に聞こえにくくなった
- 片耳だけ極端に聞こえない/耳鳴りが強い
- 耳だれ・痛み・発熱などがある
- めまい・ふらつきを伴う
家族が選ぶときの注意点(本人の同意・操作確認)
購入を主導するのが家族の場合でも、最終的に使うのは本人です。「これにしよう」ではなく、「一緒に試してみよう」というスタンスが成功しやすいです。操作(装着・音量調整・電池/充電)を実際に本人ができるか、試聴中に確認しましょう。
小さな結論:高齢者の補聴器選びは「聴力確認→使いやすさ→試聴」が基本です。
補聴器と集音器の違い|どっちを選ぶべきかが3分でわかる
ここが一番つまずきやすいポイントです。結論から言うと、補聴器は医療機器で、集音器は医療機器ではありません。この違いを理解すると、選び方が一気に整理できます。
「どっちが良い/悪い」というより、目的が違うと考えるのがコツです。補聴器は医療機器として、聴力に合わせた調整や安全性の枠組みがあります。一方、集音器は手軽に始めやすい反面、聞こえの状態によっては「大きくしすぎて疲れる」「雑音が気になる」などのミスマッチが起こりやすいです。
迷ったときは、(1)聴力の把握と(2)試せる環境の2つを先に用意すると、無駄な出費を減らせます。
補聴器とは?(定義)
補聴器は、身体に装着して難聴の人が音を増幅して聞くことを可能にする目的の管理医療機器です。医療機器として規制があり、販売・貸与にもルールがあります。
集音器とは?(補聴器との違い)
集音器は、音を集めて大きくする機器で、補聴器のような医療機器としての管理・規制を受けません。日本聴覚医学会は、集音器は医療機器の規制がなく、難聴者が会話を聞く目的で使うことには問題があるとして注意を促しています。
早見表(補聴器/集音器:向く人・向かない人)
| 項目 | 補聴器 | 集音器 |
|---|---|---|
| 分類 | 管理医療機器 | 医療機器ではない |
| 調整 | 聴力に合わせた調整が前提 | 基本は自分で音量調整 |
| 向く人 | 聴力に合わせて最適化したい/継続的に調整したい | まず試したい/操作がシンプルなものが良い (ただし適合には個人差) |
| 注意点 | 価格が高め。調整・通院が必要なことも。 | 難聴の程度によっては合わない可能性。大きすぎる音は負担になることも。 |
迷ったときの判断フロー(Yes/No)
- Q1:会話が聞き取れず、生活に支障がある? → Yesなら耳鼻科/補聴器相談医で聴力確認へ
- Q2:聴力に合わせた調整が必要と言われた? → Yesなら補聴器(認定店)を第一候補
- Q3:まずは家で試してみたい/店舗に行きづらい? → Yesなら試聴(貸出し)できるサービスを活用
結論:「補聴器が必要かどうか」を先に整理すると失敗が減ります。
高齢者が使いやすい補聴器の種類と特徴(耳かけ・耳あな・ポケット)
高齢者の「おすすめ」は、人によって変わります。ポイントは聞こえ方よりも先に“使いやすさ”を優先することです。
例えば、初めて補聴器を検討する高齢者の方は、次のように考えると選びやすいです。
- 操作しやすさ最優先:耳かけ型/ポケット型を優先して試す
- 電池交換が不安:充電式(置くだけ充電など)を候補に入れる
- 目立ちにくさ重視:耳あな型(ただし扱いやすさを要確認)
- 外出が多い:電池式(予備電池で安心)も含めて検討
「おすすめ=人気商品」ではなく、あなたの生活に合う形が最適解です。
耳かけ型の特徴(操作・メガネ/マスクとの相性)
耳の上にかけるタイプで、比較的操作しやすいのが特徴です。電池や充電器の扱い、音量ボタンの押しやすさなどを実物で確認すると安心です。
- メリット:操作がしやすい/耳あな型より扱いやすい傾向
- 注意:メガネ・マスクと干渉することがある(試聴で要確認)
【耳かけ型】オンキヨー(Onkyo) 補聴器OHS-EH21 ベージュ

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耳あな型の特徴(目立ちにくさ・作り方)
耳の穴に入れるタイプで、外から見えにくいモデルもあります。一方で小型なので電池交換や装着が難しいと感じる方もいます。
- メリット:目立ちにくい/風の影響を受けにくいことがある
- 注意:小さくて扱いにくい場合がある/耳の形に合わせる必要がある
【耳あな型】オンキヨー(Onkyo) 補聴器OHS-D21シリーズ ベージュ

音にこだわった高級オーディオメーカー、「ONKYO」ブランドが発売元。
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右耳と左耳用がそれぞれあるのでご注意ください。
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ポケット型の特徴(操作が楽・紛失リスク)
本体を胸ポケットなどに入れて使うタイプで、ボタンやダイヤルが大きく操作しやすい傾向があります。イヤホンがコード式のため取り回しは好みが分かれます。
- メリット:操作が簡単/音量調整がしやすい
- 注意:コードが気になる/置き忘れに注意
【ポケット型】パナソニック ポケット型補聴器 PHI-A35

中等度から高度難聴までご対応できるハイパワー設計。
ご使用電池は単4電池1本、しかもプラスマイナスどちらに入れても問題なし。
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タイプ別「向いている人」(短く整理)
- 耳かけ型:操作しやすさ重視、はじめての補聴器に
- 耳あな型:見た目の目立ちにくさ重視、装着に慣れられる人に
- ポケット型:手先が不安、ボタンが大きいほうが安心な人に
また、最近の補聴器は「音を大きくする」だけでなく、聞き取りを助けるための機能が増えています。
- 雑音を抑える(騒がしい場所で声を聞き取りやすくする)
- 指向性マイク(正面の声を拾いやすくする)
- ハウリング(ピー音)を抑える
- Bluetooth接続(テレビやスマホとつながる機種も)
- 防水・防滴、汗対策(夏場や外出が多い人向け)
機能が多いほど良いとは限りません。生活シーンに必要なものだけを選ぶほうが、使いこなしやすくなります。
価格帯の目安
補聴器は機能や形、調整体制によって価格帯が大きく変わります。まずは「片耳でどのくらいの予算感か」「両耳が必要か」を相談しながら決めるのが現実的です。
※価格・在庫・キャンペーンは変動します。見積もりは必ず購入前に確認してください。
失敗しない補聴器の選び方チェックリスト(購入前〜購入後)
ここでは、買う前に確認しておくと失敗が激減するポイントを、チェックリストにまとめます。読者の方は、印刷して家族と一緒に使ってもOKです。
購入前チェック(箇条書き:10項目)
- 1)聴力検査を受けた(耳鼻科/補聴器相談医)
- 2)困っている場面が具体的(会話/TV/外出/会合など)
- 3)希望する形(耳かけ/耳あな/ポケット)の候補がある
- 4)電池式か充電式か(本人が続けられるか)
- 5)音量調整や操作が本人にできる
- 6)試聴・貸出しの有無(期間・条件)
- 7)購入後の調整回数の目安(無料/有料)
- 8)保証期間と故障時の対応(代替機など)
- 9)メンテナンスの頻度(掃除・点検)
- 10)総費用(本体+電池/乾燥ケース+メンテ費)を把握した
試聴で確認する5シーン(TV/会話/外出/騒音/食器音)
試聴は「店内だけ」だと判断が難しいです。できれば生活の中で、次の5シーンを試しましょう。
- 家族との会話(近距離・複数人)
- テレビ(音量を上げすぎないで聞けるか)
- 外出(車の音・アナウンス・風の音)
- 騒がしい場所(スーパー、駅、食堂など)
- 食器の音などの突発音(うるさすぎないか)
コツは、試聴中に「本人の感想」だけでなく、家族が表情・疲れ具合・会話のテンポも観察することです。「聞こえているけど疲れている」場合もあるため、無理のない音量・設定を探しましょう。
購入後に差が出るポイント(調整・メンテ・保証)
「買ったのに使わない」原因の多くは、調整不足か扱いづらさです。購入後に数回調整する前提で、予定を組むのがおすすめです。
さらに、慣れるまでのコツも押さえておくと安心です。
- 最初は短時間から:1日30分〜1時間など、疲れない範囲で慣らす
- 静かな環境→騒がしい環境の順で試す
- 「聞こえた/疲れた」メモを残し、次の調整時に伝える
- 家族は“ゆっくり・はっきり・顔を見て”話す(補聴器だけに頼らない)
補聴器は“慣れ”と“調整”で伸びるものです。最初の印象だけで決めず、数回は調整してから評価しましょう。
買う場所はどこが安心?(専門店・認定技能者)
補聴器は、調整・測定機器・知識が重要です。認定補聴器技能者が在籍し、設備基準を満たした認定補聴器専門店は、一定の審査基準をクリアした店として紹介されています。
小さな結論:「試聴できる環境」を先に作ると失敗が減ります。
【比較】本商品「みみ太郎」はどんな人におすすめ?特徴・料金・無料貸出しの流れ
ここからは「補聴器と迷っている人」「いきなり高額な補聴器は不安」という方向けに、集音器の選択肢として「みみ太郎」を紹介します。重要なので先にお伝えすると、みみ太郎は補聴器(医療機器)ではありません。あくまで集音器として、生活の中の音を聞き取りやすくしたい方の検討対象です。
みみ太郎の立ち位置(重要:補聴器ではなく集音器)
補聴器は管理医療機器で、難聴者が音を増幅して聞くことを可能にする目的が定められています。一方、集音器は同様の規制を受けません。購入前に「医療機器としての補聴器が必要なのか」「まずは試してみたいのか」を整理して選びましょう。
みみ太郎の強み(ベネフィット→機能→根拠)
- 1台で片耳/両耳に対応:専用の延長イヤホンマイクを挿して、もう片方の耳に装着するだけでステレオ集音ができると案内されています。
- 突発的な大きい音を抑える設計:衝撃音を瞬時に抑える「音量自動システム」が記載されています。
- 軽くて長時間でも負担が少ない:本体8g、空気電池1個で約240時間(環境・使い方による)とされています。
- 購入後も相談しやすい:2年保証、故障時の代替機貸与などの案内があります。
料金(SX-013:55,000円[税込]※変動注記)
耳かけタイプ「SX-013」は55,000円(税込)と記載されています。
※価格・キャンペーンは変更される可能性があります。最新は公式ページでご確認ください。
10日間無料貸出し(HowTo:申込→到着→試聴→返却→購入)
みみ太郎は「10日間無料貸出し」を用意しています。貸出専用機は消毒済みで、耳栓などは新品と案内されています。
- 申込み:公式フォーム(電話/FAX対応あり)から申し込み
- 到着〜試聴:基本的に「到着した日から10日間」と案内されています。
- 費用:貸出機は無料ですが、「商品到着時の着払い送料」と「返却時の送料」が必要と説明されています。
- 返却:返送用伝票が同梱され、返送料は自己負担。
- 気に入ったら購入:購入前に試せる設計。購入後は送料無料や全額返金保証(10日以内)も案内されています。
試聴中のサポートも重要です。公式の無料貸出しページには、試用中も電話やメールで使い方のサポート・相談に対応する旨が記載されています。困ったときに聞ける窓口があると、短期間でも判断しやすくなります。
また、試用中の汚れ・破損などを理由に購入を強制しない旨の記載があります。
向いている人/向かない人(合わない人も明記)
向いている可能性が高い人
まずは自宅で試して、合うかどうか判断したい
会話・テレビなど日常の音を「自然に聞きたい」気持ちが強い
両耳で試したいが、いきなり2台購入は不安
向かない(または先に相談したい)人
医師から補聴器(医療機器)の適合が必要と言われた
急な難聴、片耳だけ極端に聞こえない、強いめまい等がある(医療機関へ)
大きい音がつらい、耳鳴りが強い(音量調整や安全面の確認が必要)
購入後の支払い方法
公式の購入フォームでは、銀行振込・郵便振替・クレジットカード決済(分割等)・コンビニ払いなどから選べる旨が記載されています。
一方、無料貸出しの着払い送料は、現金・電子マネー・QR決済が利用でき、クレジットカードは使えないと案内されています。
結論:合うか不安なら、買う前に「10日間」試して判断するのがいちばん低リスクです。
費用を抑える制度・よくある質問|医療費控除/助成金/相性不安を解消
最後に「お金」と「不安」を整理します。ここをクリアすると、迷いがぐっと減ります。
補聴器は医療費控除の対象になる?(条件と手順)
一定の手順を踏むと、補聴器購入費用が医療費控除の対象となる可能性があります。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、補聴器相談医が「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」を作成し、認定補聴器専門店で購入した場合など、手順を示しています。
- 補聴器相談医のいる耳鼻科を受診し、必要な検査を受ける
- 必要と判断されたら「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」を作成してもらう
- 認定補聴器専門店で相談・試聴・購入し、書類の写しと領収書を保管する
- 確定申告で医療費控除として申告する
ポイントは「買ってから考える」ではなく、購入前に相談医を受診すること。後戻りできない手続きを避けるためにも、順番を間違えないようにしましょう。
※税務上の取扱いは個別事情で変わります。詳細は税務署・税理士等にご確認ください。
補装具費支給・自治体助成(ある/ない、条件が自治体で違う)
補聴器は、身体障害者手帳の対象となる場合の補装具費支給や、自治体独自の助成制度がある地域もあります。条件や上限は自治体ごとに異なるため、「お住まいの自治体名+補聴器 助成」で確認し、耳鼻科や販売店にも相談してみてください。
調べ方のコツは、次の順番です。
- (1)自治体の公式サイトで制度の有無を確認
- (2)対象要件(年齢・聴力レベル・所得など)を確認
- (3)必要書類(医師意見書など)と申請窓口を確認
- (4)購入前に申請が必要か(事後申請不可のケースも)を確認
みみ太郎SX-013のFAQ(購入直前の不安をQ&Aで)
まとめ(5項目以内の箇条書き)
- 補聴器は医療機器。まず聴力確認→タイプ→試聴で失敗を減らす。
- 認定補聴器技能者・認定補聴器専門店など、相談体制も重視する。
- 医療費控除は「補聴器相談医→診療情報提供書→認定店購入」が基本。
- 迷うなら「自宅で試せる」仕組みを使う(送料など条件は確認)。
- みみ太郎は集音器。補聴器ではない点を理解した上で検討する。
次にやることは1つだけ。「合うか不安」を先に解消しましょう。
参考情報(一次情報・公的情報)
- 国民生活センター:補聴器は管理医療機器で、集音器等は同法の管理医療機器ではない旨の注意喚起
- 日本聴覚医学会:補聴器と集音器の違いに関する一般向けQ&A
- 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会:補聴器購入の医療費控除手順
- テクノエイド協会・日本補聴器販売店協会:認定補聴器専門店/技能者の説明
- みみ太郎公式:SX-013仕様・保証・無料貸出し・返金保証・特商法表記

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